投資指標4~CCRとFCR~

今回は、CCR(Cash-on-Cash return)とFCR(Free- and -Clear Return)について説明します。

CCRとは自己資金収益率のことであり、レバレッジ(てこ)がきいているかどうかの判定をする指標であり、自分の目標収入にたどり着くまでいくらの物件をどのくらいのペースで買い進んでいくかというときにも使える指標でもあります。

CCRは次の数式で表されます。

 

CCR=BTCF(税引き前キャッシュフロー)÷投資自己資金

 

BTCF(税引き前キャッシュフロー)はNOIから借入れ額の年間元利返済額を差し引いたものです。

BTCF=NOI-ADS(年間元利返済額:元金+利息)

※税引き前キャッシュフローとは税引き前の現金収入のことです。

 

CCR=投入自己資金からの現金配当率

 

FCRは総収益率・ネット利回りのことで、物件をオール現金で購入した場合のネット利回り(正味の利益)を意味します。

FCRは次の数式で表されます。

 

FCR=NOI÷不動産価格

CCR>FCRなら正のレバレッジと言われ借入れによる効果が出ていることになります。

不動産投資は借入れというレバレッジ(てこ)を使用し、自己資金だけで購入するよりもはるかに効率の高いリターン(配当)を得られるというのが、大きな魅力となっています。

 

FCR=投資不動産から得られる総収益率・ネット利益率

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Author Profile

大政 伸作
大政 伸作エン・ワークス代表(宅建士・不動産コンサルティングマスター)
記事をお読みいただき、誠にありがとうございます。

積水ハウスにて30年勤務後退職。
現在は収益用不動産に特化した仲介業を専門とし、お客様の資産形成のサポートを行っています。

これから不動産投資を行う方や既に大家業を営んでいる皆様方には、成功への道筋を掴んで欲しいです。

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