売却査定価格の罠

今回は売却査定価格についての記事です。

さて、あなたが不動産を売却しようと思った時にまず何をしますか?

通常は、不動産業者に売却査定を依頼するのではないのでしょうか?

では、複数社に査定依頼した場合、複数の査定価格が出揃います。

そして売り主の心理としては、高く売りたいのが当然なので一番高く査定してきた不動産業者と媒介契約を結ぶ可能性が高くなります。

ここで注意して頂きたいのが、媒介契約をとり易くする為に査定価格を高く出しておいて、売りに出してから価格を下げてもらって成約するという不動産業者も存在するという事です。

たちの悪い業者は物件情報を囲い込んで、一定の期間売れないという状況を演出します。

長期間売れない状況が続いた後、具体的な商談が入った場合『この機会を逃せば売れないのでは?』『早く売却してスッキリしたい。』という売り主様の心理が働き、値交渉に応じてしまいます。

あの査定価格は何だったのか?

もうこの不動産業者には任せられない、と冷静に考えられる方は心配ありません。

そうでない方は、高い売却査定価格には注意しましょう。

信頼関係ができていない場合は、専属専任・専任媒介契約ではなく一般媒介契約を結び複数社に依頼するというのも一つの手段です。

信頼できる不動産業者に売却依頼した方が気持ちの良い取引ができますので、日頃から不動産業者と親しくして信頼関係を築いておくことが重要です。

Author Profile

大政 容平
大政 容平エン・ワークス(設計士・宅建士)
記事をお読みいただき、誠にありがとうございます。

建築大工職を経た後、設計士として100棟超の新築住宅の設計。
モデルハウスの企画設計や商品開発業務・宅地開発業務を経験。
現在はエン・ワークスにて不動産仲介・リフォーム・建築 等に携わっています。

不動産探しのお手伝い・リフォーム・リノベーション・新築等、多岐に渡るご相談承ります。

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