値引き交渉の実態

過去にまとめたデータがありましたので、参考にしてみて下さい。

平成21年4月3日~平成23年3月17日の過去2年間の成約データ200件のデータ

によると、平均値引き率5.1%。最大値引き率41.9%

10%以上の値引きによる成約は39件で成約全体に占める比率は19.5%。

15%以上の値引き成約は20件で成約全体に占める比率は10%。

高利回り物件は作り出すのであって、目の前に出現するのを待っていては決して買えません。

プロは上記の事実を知っているので、ダメ元で積極的に値交渉を行います。

やみくもに売価の15%の値引き交渉により買付を入れれば、10件に1件の確率で成約に結びつく可能性があるという事です。

ただし一般的に大幅な値引き交渉は業者が嫌がるので、業者の理解が必要です。

それと、値引き交渉の確率を高める為には明らかに値交渉が無駄で有るケースは敬遠することです。

物件には売主にとって換金の必然性のある積極的売り物件と、希望価格で売れれば売ってもよいという消極的売り物件があるということを知っておく必要があります。

値交渉を行なう際に必要なのは、売主側媒介業者へのヒアリングが必須です。

業者によっては買付証明書を売主に渡さない業者もいるということを知っておくべきです。

理由は簡単です。

売主が明確に希望価格を媒介業者に伝えている場合、この希望価格と乖離する買付は売主の不機嫌を招く為に、媒介業者の手元で握りつぶされ、売主には伝達されないのです。

最後まで読んでいただき有難うございました。
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Author Profile

大政 伸作
大政 伸作エン・ワークス代表(宅建士・不動産コンサルティングマスター)
記事をお読みいただき、誠にありがとうございます。

積水ハウスにて30年勤務後退職。
現在は収益用不動産に特化した仲介業を専門とし、お客様の資産形成のサポートを行っています。

これから不動産投資を行う方や既に大家業を営んでいる皆様方には、成功への道筋を掴んで欲しいです。

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